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2016年4月14日 (木)

表慶館へ

4月13日、雨がぱらつく中、傘をさすほどの事もなく、上野東京国立博物館内にある

表慶館へ・・・・・Photo
先日黒田清輝展の帰路ドーム型のネオ・ゴシック式の素敵な建物は

何だろうか、満開のさくらの花とマッチしとても美しかった。

大正天皇のご成婚を祝い市民からの寄付金によって奉献された美術館。

日本で始めての美術館。昭和53年、重要文化財に指定される。

未だ中に入ったことがないと思っていたが意外に早くチャンスが訪れる。

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12日より、「黄金のアフガニスタン」展開催されている。

アフガニスタンは古くから「文明の十字路」と言われる東西世界の様々な

地域から人々が行き交い多彩な文化が花開いたところ・・・・・Photo_3
アフガニスタン北部のティリヤ・ラペから出土したきらびやかな黄金製品の

数々は、日本初公開。内戦やテロなどの苦難にあいながらもその再開を

目指してアフガニスタン国立博物館に掲げられた言葉。

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力強い言葉。

アフガニスタン国立博物館の館員達が命がけで守った秘宝・・・・・

世界10ヵ国を巡り日本へ・・・・・

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博物館の館員達が秘宝を隠していたのは大統領府の中にある中央銀行の

地下の金庫の中。文化財の破壊を繰り返したタリバン政権が崩壊。

アフガニスタンの黄金の秘宝は、十数年間の眠りから目を覚ました。Photo_7
第一章  テペ・フロール

メソポタミアとインダスの間に栄えた謎の文明・・・・・

○ 幾何学文脚付杯  紀元前2100年頃の遺跡と思えないくらい黄金が

輝きを放っている。Photo_8
第二章  アイ・ハヌム

アレクサンドロス大王の東征によって建設されたバクトリアのアレクサンドリア。

宮殿や劇場を備えたギリシャ人の植民都市。

○ キュベーレ女神円盤

車に乗った大地の女神。銀と金のコントラストが美しい。Photo_10
○  ヘラクレス立像

力強さの象徴となり右手を冠にかけ左手に棍棒を持っている。

大きすぎる手、ギリシア神話に登場する。

○  ヘルメス柱像

古代ギリシアではよく体育場を飾っていた。体育場の守り神。

ーーデルフォイの神託ーー

幼きものは行儀よきものとなり、青年とならば自制知るものとなり、

壮年とならば正義知るものとなり、老年とならば良き助言者となれ、

されば汝悔いなき死を得ん・・・・・。

良い言葉ですね。Photo_9
第三章  ティリヤ・テペ

遊牧民の王族達の墓。黄金の丘を意味する。

二万点を超える金製品が出土する。

一号、二号墓 何れも女性。三号墓 頂上付近、あらされた状態で発見された。

四号墓のみ男性だった。皮製のブーツを履き短剣を下げている。

五号墓は丘の斜面で発見。女性。金で輝く襟飾りが素晴らしい。

六号墓。女性。豪華絢爛金の装飾に驚きました。

第四章  ベグラム

地中海世界や中国、インドと交流したクシャーミン朝の都市。

○ 脚付彩絵杯  ナツメヤシの実を集めている様子。

○ マカラの上に立つ女性像  象牙製で妖艶なインドの女神。

第五章  アフガニスタン流出文化財

○ ゼウス神像左足断片  神々の王、ゼウスの左足先。

巨大な足に驚く。

平山郁夫氏はユネスコの同意のもと、流出文化財保護日本委員会を設立し、

再びアフガニスタンに平和と安定が取り戻されるまで我が国で保護する事を提唱。

本展覧会を契機にアフガニスタンへ無事に返還される事になった102件のうち

15件を特別出品、アフガニスタンに返還される。Photo_11
本日は人生初、ネオ・ゴシック式の素敵な建物、表慶館の内部に入り、

アフガニスタン国立博物館の館員達が命がけで守りぬいた秘宝の

数々を拝見し、二度感動した素晴らしい一日でした。

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コメント

家族で行く予定の展覧会でしたので、とても
楽しく拝見しました。

1~2か月前の新聞記事で、アフガニスタン国立博物館の
前館長のお話を読みました。
戦禍の中貴重な文化財を命懸けで守った当事者ならではの迫力の
ある文章でその時の様子や、平山郁夫氏の力添えによる日本の協力に
対して非常に感謝していること、是非大勢の日本の人達に見てもらいたい
ことなどが書かれていました。

ブログを拝見して、秘宝の素晴らしさが伝わってきました。
特に黄金の秘宝の数々を見てみたいと思いました。

表慶館の美しい建物を始めとする、東博のお写真の数々も
楽しませて頂きました。

投稿: ドルフィン | 2016年4月15日 (金) 23時28分

表慶館の建物は見た記憶がありますが名前も由来も初めて知りました。
日本建築とは思えませんね。

アフガニスタン国立博物館の館員達のエピソードは感動的ですね。
守ろうとした文化財の価値を正当に評価できなければ命がけの
行動をとることはないですよね。
戦禍のアフガニスタンに平和と安定が取り戻されたことは喜ばしいことであり
今回の展覧会を契機に、これまで日本で保護されていたものを返還するという
英断も素晴らしいと思います。

表慶館を訪れられて貴重な秘宝をご覧になり、素晴らしい一日をお過ごしに
なりましたね。

投稿: 和子 | 2016年4月16日 (土) 01時53分

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